ユニットテストの実践: CppUnitの導入(インストール編)
4月 25th, 2008 Posted in C++, CppUnitの導入恥ずかしながら今までユニットテストツールを使ったことがなかったんですが、soraさんおすすめの、アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣を読んだら、いても立ってもいられなくなり、会社の環境にCppUnitを導入しました。
CppUnitとは、C++のユニットテストを自動化してくれるステキなツールです。
導入編
導入に関しては、それほど難しくないです。ボクが今回入れた環境は、Visual C++ 6.0です。手順としては以下の通り。
CppUnitをダウンロード。実は去年の夏くらいにダウンロードしてましたが、当時は導入をあきらめてました。今回はこのときにダウンロードしたCppUnitを使いました。(cppunit-1.12.0.tar.gz)
ダウンロードしたファイルを解凍します。解凍先を\CppUnit\とします。
次のプロジェクトをVC6で開いてビルドします。
- \CppUnit\examples\msvc6\CppUnitTestApp\CppUnitTestApp.dsp
\CppUnit\lib以下にいろいろなDLLやらLIBやらが作成されます。ちなみにCppUnitTestAppはCppUnit自体のユニットテストです。実行するとGUIが表示されるのでいろいろいじってみましょう。
VCのメニュー[ツール]-[オプション]からオプションダイアログを開き、[ディレクトリ]タブの表示するディレクトリ[インクルードファイル]に
- \CppUnit\include
を、表示するディレクトリ[ライブラリファイル]に、
- \CppUnit\lib
を追加します。ここに設定したディレクトリはすべてのプロジェクトに適応されます。プロジェクトごとに設定したい場合は[プロジェクトの設定]ダイアログでやってください。また、次のファイルを\windows\system32の中へコピーしてください。
- testrunnerd.dll
- testrunner.dll
次回は実践編です。
【関連エントリ】
ユニットテストの実践: CppUnitの導入(実装編)